製品情報

...MAGNA

MAGNA305TIG

品番: M305F / M305D / M305G

高炭素鋼、プラモールド金型等用ノンクラックTIG棒

高炭素鋼/低合金鋼/金型鋼/その他 比較的新しい構造鋼用に開発された 製品で、クラックが入らず高い物性 を持っています。


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マグナ305TIGの優れた特性


1.耐割れ性

マグナ305TIGにはクローム/モリブデン/ニッケル/マンガン等が入っており、引張強度が高いにも 関わらず柔軟性は落ちていません。これらの成分は溶着金属全体に拡散しており、クラックが入るき っかけを抑えます。

2.高い物性

引 張 強 度 は 8 1 kg/mm2で 、 伸 び は 2 4 % ( 5 0 m m ) で 、 降 伏 点 は 7 3 kg/mm2で す 。 溶着金属の硬さは237ブリネルで、機械加工性も良く普通の切削工具で削れます。

3.シボ加工性

プラモールド金型等の溶接後のシボ加工性に優れています。プリハードン鋼は(S55C/SCM/SNCM系) 焼き入れ無しで使用するためマグナ305TIGは溶接後の引張強度が母材より下がりません。溶接時の溶融 金属カーボン凝集を最小限に抑えます。

4.溶接性

引けが2/1000と非常に優れた溶接性を発揮します。ぬれ性に優れている事と、溶融金属が早く凝固す るため溶着速度をよりコントロールしやすく、不均一な熱入力による残留応力を抑える事ができます。

5.化学成分

カーボン/ニッケル/クローム/モリブデン/マンガン/シリコン/鉄等が主成分です。 マグナの最も優れた点は、高合金添加剤によりアークの移行中に失われる成分を補っているからです。

 

マグナ305TIGの使用方法


プラモールドのシボ加工用で溶接後のシボ加工にて 溶接の境目の出ない溶接棒です。プリハードン鋼 (S50C/SCM系/析出効果系etc…)に最適です。

通常特別な手順は必要ありませんが、金型の補修には母材を約200°C ~300°Cに予熱して溶接を行ってください。予熱をすることにより良い 結果を得ることができます。溶接後は自然冷却して下さい。

M305F: マグナ305TIG  2.4mm × 914mm

M305D: マグナ305TIG  1.6mm × 914mm

M305G: マグナ305TIG  0.9mm × 914mm